今月の初め、首相官邸に半旗が掲げられたというニュース。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20150202-OYT1T50131.html

同様の事件で過去に半旗を首相官邸で掲げたことがあっただろうか?
極めて異例で、安倍首相の意志が感じられると思った。

つまり、安倍首相は後藤さんら殺害によって、日本とイスラム国との対立構造を際立たせ、危機をあおりたいのではないか。「罪を償わせる」発言もそうだ。明らかに戦争をしたいように見える。後藤さんの死を利用しているのでは。

アメリカ政府は太平洋戦争のきっかけとなった真珠湾攻撃を黙認した。それは当時、厭戦の雰囲気もあった国民世論を、降りかかる火の粉は払わねばならぬと、開戦へと誘導するためだったというのが定説。

同じ構図が今回の後藤さんら事件であったとしたら。日本政府側のさまざまな人がこの事件解決に動いたはずだが、その中の一部の人間が首相の意志を汲み取り、またはしがらみや利権を理由に、解決に必要な情報を握りつぶしたとしたら。ほんのちょっとのサボタージュで後藤さんらを殺害することができる。自分の手を汚さず、ほとんどの人に気がつかれずに。

そして日本国内に「イスラム国許すまじ」という論調が高まっているような気がする。そしてそれを抑えたり咎めたりすると「イスラム国を擁護するのか?」という論調。非国民呼ばわりはまさに開戦直前の雰囲気。

自分の手を汚さずに後藤さんらを殺した人がいるような気がしてならない。

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