1997年5月、初めての海外出張でロサンゼルスを訪れる。E3というイベントの取材だ。日本だと東京ゲームショウに相当するエンタテインメント系のイベントだが、規模や演出の凝らし方がまったく桁違い。日本からもゲーム業界関係者はこぞって参加していたモンスター級イベント。役目は終わったと一時期、開催しないというニュースも流れたが、まだやっているのかしらん。

海外出張だし、ここぞとばかりいいもん食った。そのひとつがビバリーヒルズにあるレストラン・ローリーズの「The Prime Rib」。分厚いリブステーキと、パサディナのローズパレードでクイーンに選ばれた女性が毎年このレストランに招待されるということで有名。広いエントランスにはそのローズクイーンの写真が飾ってあった。

E3ウィークとあって、店内はゲームエンタテインメントの有名人ばかり。私たちのグループのすぐ近くには飯野賢治が見えたし、向こうには鄭問(チェンウェン)が来ているで、と同僚が教えてくれた。あ〜、台湾の言葉が話せたらな〜、とか単なるミーハーと化する私。

で、主役のお肉。個人的には分厚いステーキと聞いて、ちょっと苦手かも、と思っていた。でもそんな心配は無用だった。レアで頼んだリブステーキは、切り口がきれいなピンク色。そしてサクっとなんの抵抗もなく切れる柔らかさ。あ、これはとっても健康なお肉なんだな〜と思った。私は日本の肉の脂肪脂肪したのが好きではなかったが、ローリーズのステーキは脂っぽくなくわりと淡白な味で、いくらでも食べられると感じた。最初は巨大に見えた肉の塊も、あっという間に平らげてしまった。ただ、付け合せのマッシュポテトのボリュームは凄まじく、全部食べたかどうか定かでない。周りの人たちもだいたいは残していたように覚えている。とにかく、私の記憶の中で一番忘れられないお肉はこのローリーズのリブステーキなのだ。

当時の写真はなかったが、このお店を訪れた旅行記を書いているサイトを発見。そこの管理人さんの許可を得たので、リンクを貼っておく。1999年の旅行とのこと。壁画、ウェイトレスのお姉さんの制服、お肉を乗せてやってくるカートなど、そうそう!と思い出させてくれた。

Kazuさんの「cafe gallery FAVORITES」
http://www2s.biglobe.ne.jp/~FAVORITE/index02_travel.htm


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