片貝花火大会でトランジットモールを考える
世界最大級と言われる四尺玉の花火が打ち上げられる片貝の花火大会。長岡の花火に続いてこの花火を観ようということになった。こういう人が集まるお祭りでいつも考慮しなくてはいけないのが、現地までの交通手段。長岡は新幹線の駅もあり、駅から花火を観られる場所まで歩けるのでアクセスがよかった。片貝は鉄道がちょっと使いづらい。その代わり、無料駐車場がほうぼうに準備されている。駐車場と現場をつなぐシャトルバスもあるらしい。

ネットや過去に片貝花火大会に訪れたことのある人の話からわかったのは、やはり渋滞が激しいということ。なるべく現場にはクルマで近づかないほうがいいようだ。私たちは長岡南越路スマートICを降りて割合に近い、越路体育館の無料駐車場にクルマを置き、そこからシャトルバスを使うことにした。この選択がバッチリ当たった。

というのもこの日だけのシャトルバス専用道路が設けられ、これが快適。普段は田んぼの真ん中の細い農道を車両規制して、シャトルバスだけがすいすい走っていく。平行して走る他の幹線道路は観光客などのクルマで渋滞。かなり楽しい。トランジットモールを思い出した。バスや路面電車がスムーズに機能するトランジットモールは、人が多く集まる場所のシステムとしてかなり有効なのだ。人が集中する場所でマイカーというのは、占領するスペースの面でも、運ぶ人数の面でも、エネルギーの消費の面でも、非効率に違いない。

花火が終わって、帰りもらくちん。また専用道路をシャトルバスですいすい走り、10分くらいで越路体育館駐車場へ。周囲の道路は見渡すかぎり、赤いテールランプで埋まっている。たぶん、クルマだったらICにたどり着くまで1時間はかかったのではないか。聞いていた話だと、夜10時に花火が終わって新潟市内に帰ると1時、2時になるよ、とのことだったが、私たちは11時半に無事帰宅。なかなか楽しい経験ができた。

目玉の四尺玉の花火は、予想したとおりきれいな球形には開かず、こんなもんか〜、というところ。ただ、音と風圧は桁違い。花火大会全体は7時半から10時まで、延々2時間半、途切れなく淡々と花火が上がる。以前、花火にハマっていたときは、いつまでも花火が上がり続けているといいのにな、と思ったりした。こういう花火大会をごろっと寝っ転がりながらリラックスして楽しむのもいい。


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コメント

nophoto
しょじょじ
2011年9月13日20:57

敷物しいて、お弁当広げて食べたりゴロンってしながら見てるのがいい花火大会だったね。

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