デザインの傾向、雑誌ロゴ隠し
2011年8月21日 お仕事
5年くらい前から雑誌ロゴを人物などで隠す表紙デザインが多くなってきて、定着してしまったと言ってもいい。たぶん最初は女性誌で、モデルをロゴで隠さずモデルの美しさを表現しよう、というような意図だったのではないか。ただ雑誌ロゴはそのアイデンティティにも関わるものなので、少なくとも10年前はどの雑誌もロゴとオブジェクトが重なる場合はロゴが上になっていたはずだ。当たり前のように。
個人的にはあまり好ましくないな〜と思っていた。モデルを生かそう!という意図で最初にロゴ隠しデザインをトライしたデザイナー、雑誌には敬意を表する。タブーに挑戦するというのは非常に意味のあることだ。しかし最近の表紙デザインは逆に、ロゴ隠すのが当たり前でしょう?という一種の思考停止によるものであるような気がしてしょうがない。ここ数年、女性誌だけでなく週刊誌もロゴ隠しをやるようになって、たしかにそうすることで詰め込み感は出るけど、それってどうなの?というのがよく目についた。
で、コンビニで何の気なしに見かけた雑誌「FRaU」9月号。小文字の「a」の部分にモデルの顔がきて「a」がまったく見えない。しばらく、どっかにあるのでは?と探してしまった(笑)。「R」はモデルの髪の部分に乗せているのに、「a」は隠すデザイン。「FR U」?(笑)。まったく意図がわからない。この表紙デザインの傾向もそろそろ揺り戻しがあって、ロゴはアイデンティティという原点回帰があってもいい時期ではないだろうか。作り手もそのほうがスカッとするだろうし、読者側もぱっと見てダイレクトにわかるほうがいいや、という気持ちもあるのでは。
個人的にはあまり好ましくないな〜と思っていた。モデルを生かそう!という意図で最初にロゴ隠しデザインをトライしたデザイナー、雑誌には敬意を表する。タブーに挑戦するというのは非常に意味のあることだ。しかし最近の表紙デザインは逆に、ロゴ隠すのが当たり前でしょう?という一種の思考停止によるものであるような気がしてしょうがない。ここ数年、女性誌だけでなく週刊誌もロゴ隠しをやるようになって、たしかにそうすることで詰め込み感は出るけど、それってどうなの?というのがよく目についた。
で、コンビニで何の気なしに見かけた雑誌「FRaU」9月号。小文字の「a」の部分にモデルの顔がきて「a」がまったく見えない。しばらく、どっかにあるのでは?と探してしまった(笑)。「R」はモデルの髪の部分に乗せているのに、「a」は隠すデザイン。「FR U」?(笑)。まったく意図がわからない。この表紙デザインの傾向もそろそろ揺り戻しがあって、ロゴはアイデンティティという原点回帰があってもいい時期ではないだろうか。作り手もそのほうがスカッとするだろうし、読者側もぱっと見てダイレクトにわかるほうがいいや、という気持ちもあるのでは。
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