新型ニッサン・マーチについての考察
2010年7月11日 クルマ新型マーチのあまりの変貌ぶりに、ちょっと考えてみた。これはつまり、10年前よりもルノーの日産がより経営的に近くなって、世界的な協同戦略を展開しているからなのでは、ということ。ヨーロッパ市場でいうと、ルノー・ルーテシアとニッサン・マイクラ(マーチ)は、同じプラットフォームでキャラクタも似ている。身内でパイを奪い合っているという見方もできる。
そこで、先代マーチのような乗って楽しい小型車というキャラクタはルーテシアに受け持ってもらい、新型マーチは快適機能をそぎ落とした低価格の実用性一点張りで、主に東南アジアや経済振興国向けに投入。そういう住み分けの戦略なのではないか。実際、新型マイクラは日本よりも先に3月にタイで発売済み。
企業としてその戦略が正しいことはよーくわかる。でも日本のマーケットとしては、非常に魅力的なマーチという車を失ったことになった。新型マーチには先代のような楽しさ、所有する喜びが小さくなった。ヨーロッパだったらルーテシアという選択があるわけだが、日本でルノーに乗るのはどうか。ルーテシアがどんなにいい車だとしても、メンテナンスや価格の面で日本では不利であり、少なくとも私は他人に勧めない。ルノーが日本市場をまったく重きを置いてないってのはわかってはいるけど、日産にはもっと抵抗してほしかった。個人的にはそう思う。
そこで、先代マーチのような乗って楽しい小型車というキャラクタはルーテシアに受け持ってもらい、新型マーチは快適機能をそぎ落とした低価格の実用性一点張りで、主に東南アジアや経済振興国向けに投入。そういう住み分けの戦略なのではないか。実際、新型マイクラは日本よりも先に3月にタイで発売済み。
企業としてその戦略が正しいことはよーくわかる。でも日本のマーケットとしては、非常に魅力的なマーチという車を失ったことになった。新型マーチには先代のような楽しさ、所有する喜びが小さくなった。ヨーロッパだったらルーテシアという選択があるわけだが、日本でルノーに乗るのはどうか。ルーテシアがどんなにいい車だとしても、メンテナンスや価格の面で日本では不利であり、少なくとも私は他人に勧めない。ルノーが日本市場をまったく重きを置いてないってのはわかってはいるけど、日産にはもっと抵抗してほしかった。個人的にはそう思う。
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