humanism

2010年7月2日 今日の一曲
humanism
今日の一曲
母さん/ミドリカワ書房
執行間近の死刑囚が母親に書いた手紙を歌に。このPVを観て、ハッ気がついた。この死刑囚も歌っているミドシンも楽しんでいるんだなと。筒井康隆の『佇む人』は、その不条理の世界観で多くの人を魅了している。が、誤解されやすい作品でもあるらしく、感傷的になっている読者に対して「主人公はこの状況を楽しんでいますよ。私も楽しみながら書きました」というようなことを筒井康隆が述べたと記憶している。人間の真の姿を描いていると思う。David Lynchの「Eraserhead」もそう。人間ってこういうものです。自分の心の奥底を見つめて向き合えば、見えてくる。また見るべきなんじゃないかなー。ほとんどの人がそれを嫌がって疎んで避けている。日本でもミドリカワ書房のような歌い手さんが現れて、多くの人が聴くようになったことは、とても嬉しいことだと思う。

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