今日の一曲
Random Thoughts/Bop & Despot
11月27日リリースのHospital Podcast 72より。

ドラムンベースはリズムが単調、だから面白くない、飽きる、という意見があり、それをドラムンベースが廃れた理由とする向きがある。へー! ドラムンベースが単調? ヒップホップ、ハウス、テクノよりも? そんな見方があるということだけで、大きな驚きだ。

この曲の豊かな広がりと多様性、緻密さ、エントロピーの大きさ。なにもかもが素晴らしい……。アンビエントなサウンドトラックに硬質なドラムシーケンスパターン。坂本龍一やCorneliusの音楽でも聴くことができる“静寂の轟音”ともいうべき世界。身体全体を隙間なく包み込むような密度の高い音の液体。言葉にするとなんかヘンだな。

私の場合、ドラムンベースといっても、聴き始めて数カ月、Hospitalとその周辺ぐらいしか知らないから、巷でのドラムンベースの印象とは違う捉え方をしているかもしれない。Hospital系のアーティストは常に実験的でアバンギャルド、オリジナリティにあふれている。逆に、なんでみんな、これ聴かないの?と私は不思議なくらい。

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