北京オリンピック間近。中国現地の空気や食事、環境が良くないことを理由に、日本で直前合宿をする各国の代表チームが多いらしい。大気汚染の懸念。スポーツ選手は意外と喘息持ちの人が多い。気管支喘息は呼吸器系を結果的に鍛えることになり、健康な状態であれば喘息持ちの人は肺活量は優れている場合が多く、酸素を多く必要とするスポーツに有利なのだ。
今回のオリンピックでも、マラソン出場を見合わせた男子の世界記録保持者のハイレ・ゲブレシラシエは喘息持ち。女子マラソンの世界記録保持者、ポーラ・ラドクリフも喘息持ち。昔、ジャッキー・ジョイナー・カーシーのトレーニング中の写真で、着ているタンクトップの肩の部分に喘息発作を抑えるインヘラー(吸入器)をくくりつけていたのを、よく覚えている。彼女も喘息持ちだった。
喘息発作が起きるとそれはもう、生きているのがイヤになるくらい、つらい。でも発作が起きてなければなんでもできる。私も登山の計画を立てていて、その直前に発作を起こしたことがあるが、登山の前日に病院でステロイドで発作を抑えて、次の日は元気に登山へ出かけた経験あり。そのときはまったく問題なかった。
喘息持ちにとって、いちばんやっかいだと思うのが、発作が起きるのではないかという恐怖。何かに熱中しているときは喘息のことを忘れていて、発作も起こらないものなのだ。だが、なにか気になることがあって、あー、発作が起きたらどうしよう、と心の中で思い始めると、やばい。そんな気持ちになると、本当に発作が起きるケースもある。
今回の北京オリンピックの大気汚染の問題は、喘息持ちのアスリートにとっては致命的ともいえる。その大気の汚れ具合が喘息を引き起こすほどじゃないとしても、空気が悪くて発作が起きるんじゃないか、と選手が心配に思ってしまうだけで、体に影響がある。アレルギー体質とはそういうもの。前述したジョイナーが常にウェアにくくりつけているインヘラーも、一種の精神安定剤なのだと思う。どんなときでもすぐに薬を吸入できる、という安心感が必要なのだ。練習中とはいえ、陸上競技のウェアにインヘラーをくくりつけるのは、ほんとは邪魔なはず。
現在、マラソンの世界記録保持者が、男女とも喘息持ちであるように、金メダルを取るような選手の中にはけっこう喘息持ちがいたりする。たしかに、北京オリンピックも同じ場所で同じ条件で行われるから、問題はない。問題はないのだが、やっぱりトップアスリートの不参加表明を見たりすると、寂しい感じがする。
今回のオリンピックでも、マラソン出場を見合わせた男子の世界記録保持者のハイレ・ゲブレシラシエは喘息持ち。女子マラソンの世界記録保持者、ポーラ・ラドクリフも喘息持ち。昔、ジャッキー・ジョイナー・カーシーのトレーニング中の写真で、着ているタンクトップの肩の部分に喘息発作を抑えるインヘラー(吸入器)をくくりつけていたのを、よく覚えている。彼女も喘息持ちだった。
喘息発作が起きるとそれはもう、生きているのがイヤになるくらい、つらい。でも発作が起きてなければなんでもできる。私も登山の計画を立てていて、その直前に発作を起こしたことがあるが、登山の前日に病院でステロイドで発作を抑えて、次の日は元気に登山へ出かけた経験あり。そのときはまったく問題なかった。
喘息持ちにとって、いちばんやっかいだと思うのが、発作が起きるのではないかという恐怖。何かに熱中しているときは喘息のことを忘れていて、発作も起こらないものなのだ。だが、なにか気になることがあって、あー、発作が起きたらどうしよう、と心の中で思い始めると、やばい。そんな気持ちになると、本当に発作が起きるケースもある。
今回の北京オリンピックの大気汚染の問題は、喘息持ちのアスリートにとっては致命的ともいえる。その大気の汚れ具合が喘息を引き起こすほどじゃないとしても、空気が悪くて発作が起きるんじゃないか、と選手が心配に思ってしまうだけで、体に影響がある。アレルギー体質とはそういうもの。前述したジョイナーが常にウェアにくくりつけているインヘラーも、一種の精神安定剤なのだと思う。どんなときでもすぐに薬を吸入できる、という安心感が必要なのだ。練習中とはいえ、陸上競技のウェアにインヘラーをくくりつけるのは、ほんとは邪魔なはず。
現在、マラソンの世界記録保持者が、男女とも喘息持ちであるように、金メダルを取るような選手の中にはけっこう喘息持ちがいたりする。たしかに、北京オリンピックも同じ場所で同じ条件で行われるから、問題はない。問題はないのだが、やっぱりトップアスリートの不参加表明を見たりすると、寂しい感じがする。
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