中之条で蕎麦を食べた。山に来ると、なんとなく蕎麦が食べたくなる。で、適当に探したら「ふるさと公園たけやま」という町営の施設の中に「そば処けやき」というお店を発見。となりは「たけやま館」という蕎麦打ち体験施設。町興しの箱物施設という感じで見た目はとても立派だが、味のほうはどうかなーと期待してなかった。外側の箱物に金をつぎ込んで、肝心の中身はダメダメ、というパターンはよくあるよと頭をよぎる。地元産の蕎麦粉を使った手打ち十割というので、この要素に惹かれた。ところがこれがホームラン級の素晴らしい蕎麦だった。
出てきたもりそばは、ひきぐるみの黒っぽいしっかりしたもの。ひと目で気に入った。食べてみると典型的な田舎風だが、田舎風の食感が行き過ぎてなくてちょうど美味しいバランス。ありゃー、こりゃ田舎風では今まで食べたうちでいちばん美味しい、と脱帽。香り、味、食感、とてもいい。つゆは出汁の香りを生かした薄味なので、野趣あふれる田舎風の蕎麦にたっぷりつけて食べるスタイルがいいかも。たっぷりつけても蕎麦の風味を損なわない、気配りを感じさせるつゆだった。もりそばで500円。町営で産地直売という強みの値段か。安くて美味しくて、群馬に来たら絶対寄りたいお店になった。新蕎麦の季節にまた来たいところ。
久しぶりに美味しい蕎麦を発見して、今までに食べた美味しい蕎麦を思い出してみた。
とにかく、この世で最高の蕎麦切り、というと平泉の「地水庵」以外にない。別にそんなに食べ歩いているわけではないが、これ以上の蕎麦ってないんじゃない?と思ったし、今でも思う。独特の甘み・香り・食感に陶酔して、つゆもつけずにつるつるっと1枚食べてしまった。あれ?あれ?なにこれ?という感じで、ほんとに夢心地で食べた蕎麦というのは、「地水庵」の蕎麦だけ。というか、そこまでさせる料理って他にはない、よな。今のところ。異次元の領域。世界一。
大分の「満願寺そば」も忘れられない。こんな人里離れた山の中、ほんとにお店があるの?と細い山道を車で行く、わりと有名なお店。実際に訪ねてみて、大満足。きれいな湧水に囲まれた一軒家。そこで栽培された蕎麦や山葵が絶品。味だけでなく、お店の雰囲気も心地よい。また行く機会があるだろうか。
上品な類では、沼津インター近くの「ふく田」。いつも、お上品だなー、と思う。私はもっと量が欲しい!と思うので、おなかのすいているときは行かないが、蕎麦そのものはとても美味しいのでお気に入りのお店の一つ。
逆にカジュアルでよく食べに行くのは、二子玉川の「蕎麦バリュー」。ここの冷やし油そばは最高! これ考えた人、天才。手打ちでも自家製粉でもないが、十割蕎麦を気軽にリーズナブルに食べよう、というお店のコンセプトにはぶれがなく、好感度大。量も多く、きちんと“食事”になっている。蕎麦そのものも及第点で、文句なし。新蕎麦の時期にはちゃんと薫り高い新蕎麦を用意してくれる真面目なお店だ。特に素晴らしいのが蕎麦湯。ここの蕎麦湯は世界一♪ 好みだとは思うが、個人的にはこんなに美味しい蕎麦湯は他に出会ったことがない。日本でここだけにしかないという個性を持った、都会の名店。
出てきたもりそばは、ひきぐるみの黒っぽいしっかりしたもの。ひと目で気に入った。食べてみると典型的な田舎風だが、田舎風の食感が行き過ぎてなくてちょうど美味しいバランス。ありゃー、こりゃ田舎風では今まで食べたうちでいちばん美味しい、と脱帽。香り、味、食感、とてもいい。つゆは出汁の香りを生かした薄味なので、野趣あふれる田舎風の蕎麦にたっぷりつけて食べるスタイルがいいかも。たっぷりつけても蕎麦の風味を損なわない、気配りを感じさせるつゆだった。もりそばで500円。町営で産地直売という強みの値段か。安くて美味しくて、群馬に来たら絶対寄りたいお店になった。新蕎麦の季節にまた来たいところ。
久しぶりに美味しい蕎麦を発見して、今までに食べた美味しい蕎麦を思い出してみた。
とにかく、この世で最高の蕎麦切り、というと平泉の「地水庵」以外にない。別にそんなに食べ歩いているわけではないが、これ以上の蕎麦ってないんじゃない?と思ったし、今でも思う。独特の甘み・香り・食感に陶酔して、つゆもつけずにつるつるっと1枚食べてしまった。あれ?あれ?なにこれ?という感じで、ほんとに夢心地で食べた蕎麦というのは、「地水庵」の蕎麦だけ。というか、そこまでさせる料理って他にはない、よな。今のところ。異次元の領域。世界一。
大分の「満願寺そば」も忘れられない。こんな人里離れた山の中、ほんとにお店があるの?と細い山道を車で行く、わりと有名なお店。実際に訪ねてみて、大満足。きれいな湧水に囲まれた一軒家。そこで栽培された蕎麦や山葵が絶品。味だけでなく、お店の雰囲気も心地よい。また行く機会があるだろうか。
上品な類では、沼津インター近くの「ふく田」。いつも、お上品だなー、と思う。私はもっと量が欲しい!と思うので、おなかのすいているときは行かないが、蕎麦そのものはとても美味しいのでお気に入りのお店の一つ。
逆にカジュアルでよく食べに行くのは、二子玉川の「蕎麦バリュー」。ここの冷やし油そばは最高! これ考えた人、天才。手打ちでも自家製粉でもないが、十割蕎麦を気軽にリーズナブルに食べよう、というお店のコンセプトにはぶれがなく、好感度大。量も多く、きちんと“食事”になっている。蕎麦そのものも及第点で、文句なし。新蕎麦の時期にはちゃんと薫り高い新蕎麦を用意してくれる真面目なお店だ。特に素晴らしいのが蕎麦湯。ここの蕎麦湯は世界一♪ 好みだとは思うが、個人的にはこんなに美味しい蕎麦湯は他に出会ったことがない。日本でここだけにしかないという個性を持った、都会の名店。
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