このごろ、あんま釣りしていない。こんなことじゃいかんと、気力を振り絞って(?)釣行。こういうときは、ラクチンな浮島、セイゴツアーだ。季節は大潮、釣れるはずだ。

現場には20日の23時過ぎには到着。空気は湿っているが、風が少しあり、暑くもなく寒くもなくというところ。ダイワのプロキャスターSとアブガルシアC2Rのウルトラライトタックル。セイゴ狙いだし、小さめのルアーでいいやと、X55、ジャグラーM48、ニョロニョロの70ミリアカキンなど。

いつものポイントに行ってみると、先行してやっていた釣り人が、長い棒で足元の海底をさらっている。聞いてみるとタモ網を落としてしまったのだという。私もあせって釣りをするわけでもないので、ライト片手に話し相手になった。

いろいろ世間話や釣りの話をしながら、彼は一生懸命濁りがある海底を探っている。私は内心、よくやるなー、と思いつつも、一度手を貸したのだから、彼が諦めるまで付き合うことにした。何度もゴミをひっかけながらも、とうとう最後には新しそうなタモ網を引き上げた! だいたい30分弱だろうか。これには私もびっくりして、何事も諦めないことが大事だなー、などと感心してしまった。

なんだかんだで釣り開始は21日0時ごろから。タモ網の彼によると、一時期、ライズはあったとのこと。まずはX55から投げる。と、数回投げたところで、小さなセイゴがきた。うーん、人助けのおかげでボウズを免れたか、とニンマリ。

その後、1時ごろから夜光虫で光る魚影がスーッ、スーッと見えるようになり、こりゃいい雰囲気になってきたな、と感じる。X55でもう1尾セイゴを追加したあと、バチを意識してニョロニョロのアカキンをスローリトリーブで攻める。

と、水面を大きな魚が泳いでいる。夜光虫で輪郭がわかるくらいの表層をわりとゆっくり。ええ? これがシーバスならランカーじゃん、とびっくりして、ルアーを投げるが反応はない。

ギャラリーが1人来た。最初はタモ網の彼といろいろ談笑していたが、なにやら驚きの声があがり、タモ網クンが近づいてきて、「サメがいますよ」と言った。彼も夜光虫で大きな魚を感じて、ライトで照らしたところ、黒い魚影が見えたとのこと。なるほど、私がみたのもサメだったのだ。そういえば動きがクネクネしていて、ちょうど水族館で泳いでいるサメと同じだった。シーバスにしてはゆったりした動きだなーと、思い返す。

水面がけっこう騒がしいのは、シーバスの捕食時間という理由だけでなく、サメがいるせいでもあるらしい。サメの魚影がゆらゆら動く先で、パシャとか激しい魚の動きがある。

今日はいつもの寡黙な釣りではなく、タモ網クンやギャラリーとダベりながらの釣りで、こういうのも楽しい。いろいろ話しながら投げていると、ギャラリーの目の前で3回ほど大きめのバラシ。シングルフック?と聞かれて、たしかにニョロニョロの純正シングルフック。でも腕がよくないのも事実。

バラシは多いが、反応がいいニョロニョロで粘り、セイゴを1尾追加。ギャラリーが帰ったあと、いい感じのヒット。これはしっかりフッキングしている。ウルトラライトタックルなので、足元まで寄せて、ロッドの途中を持って一気に引き上げる。43センチのフッコだった。やはりセイゴに混じって、大きめのサイズもいることはいるのだ。しかし、中古で1000円で買ったプロキャスターSは大活躍。門池でも沼津港でも東扇島でも浮島でも小さめのルアーは全部このロッド。ついにフッコまであげてしまった。次からはスコーピオンも使ってあげよう。

だいたい満足したので、撤収。となりで投げていたタモ網クンは、セイゴだけしかあげてなかったようなので、こっちでフッコクラスが来たよ、と場所を譲って帰宅。あのあと、タモ網が必要なくらいのいいサイズをあげることができただろうか。

家に戻って魚をさばいてみると、30センチちょいのセイゴの胃の中から未消化のイワシが出てきた。10センチ弱あるので、そのイワシだけで内臓はいっぱいという感じ。セイゴでもそのくらいのイワシを食べるのだから、ルアーのサイズは大きめでいいかも、と思った。

ちょいとやる気が出たね。

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