ウインブルドンテニス、男子決勝。こんなに感激したのは久しぶり。この気持ち、忘れないうちに日記に書かなくては…。

92年のアガシVSイバニセビッチは今でも録画ビデオをちゃんと持っている。あのときはアガシ命。ビッグサーバー・イバニセビッチとの決勝戦で、前評判はアガシ不利。私もアガシがウインブルドンで勝つとは思ってなかった。

あのときはアガシ22歳、イバニセビッチ20歳。若かったなー。アガシは長髪で。でもあのときはちゃんと白いウェアを着ていた。あのときの2人がまだテニス界のトップでプレーしてるんだから、すごい。ほんとに久しぶりにウインブルドンが楽しかった。

そうだそうだ。サンプラスがここんとこずっと勝ってたから、ウインブルドンが面白くなかったんだ。彼のプレーはほんとに面白くない。ラフターもおもろくない。エドバーグも最低。彼らは人間じゃなくてマシンがテニスをしているよう。プロじゃないねー。

今年のイバニセビッチはワイルドカードでウインブルドン出場。ワイルドカードでウインブルドンを優勝は史上初めて。これは主催者側にとってもうれしいことだったのでは?

イバニセビッチのサービスはほんとに気持ちいい。それでもここぞというときは、ファーストが入らなくてダブルフォルトも多い。でも今回はそれも克服した。なんかよくわかんないけど、今日、イバニセビッチのテニスを見て涙を流したことを覚えておこう。

今日の試合で、イバニセビッチは何度もコート上で神に祈った。何度も何度も。一流のスポーツ選手ってみんな神に祈る。そして感謝する。神に祈るなんて弱い人間がすること、私は無神論者だし、神なんてナンセンス、というバカでキチガイな日本人がよくいる。彼ら、彼女らはぬるま湯の中でだらだらと生きているんだな、ってほんとに思う。自分の力の限りを尽くすということがない。自分の力を出し切って、そして神に祈るということがわからない、かわいそうな人たち。日本にはそういう人間が多すぎ。スポーツの世界でトップになる人、そして学問の世界で極めた人は、みんな神の存在を否定できないと言う。せいいっぱい生きない人には、神は見えないのよね。まー、それはそれで幸せなのかも…。

イバニセビッチがマッチポイントを制して、コートに横たわって喜びを表現したとき、9年前のアガシの姿がだぶった。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索