寒い…

2001年1月25日 映画
戦争映画、のベスト…

戦争映画って、絶対絶対、カッコよく描いたり、美化したり
しちゃいけないと思う。んー、「トップガン」とか、最悪だったな。
あれ、敵機のミグをF5Eタイガー?か、T38タロンで代用していた。
多分、ミグつーのは、ミグ21フィッシュベットとかを想定しているん
だろうが、最低なプロデューサーですなー。東側の機体が
手に入らないなら、あーゆー映画は作っちゃいかん。もう
映画とも言えないシロモノ。なんだろ、お金のかかったお遊び。
あと、戦争をカッコよく描いているのも、最低。唾棄すべき作品。
こういう戦争映画、多くて、ムカつく。

「ディア・ハンター」
ベトナム戦争の映画って、なんかブームになった。第一次とか
第二次とかいって。特にアメリカにとっては印象深い歴史なのか。
戦争映画のベスト、これだと思う。最後のロシアンルーレットの
あの瞬間、号泣した。アメリカでの試写会では、館内が
阿鼻叫喚、凄まじい泣き声、怒号でいっぱいになったそうだけど、
そうだろな。私もそうだった。忘れられない忘れられない映画。
淡々とした前半と、だんだん緊張が増してくる後半、どんどん
知らず知らず引き込まれていった。前半、眠くなるくらい、
平穏なのが、演出のミソ。ロバート・デ・ニーロが相変わらず
すばらしい。

「西武戦線異常なし」
レマルクの原作が好き。映画も、ぐー。どんどん同僚が
いなくなっていく。最後のシーン、今でも私の頭の中に映像がある。
別にドンパチやってたわけじゃない。小鳥?のデッサンだったっけ。
そしてたった一発の銃声。戦争の本質がここのシーンに集約
されている。異常なし、なのよね。

「キリングフィールド」
えっとえっと、アカデミー助演男優賞を取った、彼、名前忘れた。
すばらしい役でした。あの映画、彼のもの。臨場感がすごかった。
あーゆー場所で、いかに人間の命がちっぽけで、毎日毎日
生きた心地がしなくて、やたらと緊張して、それでいて
生きている実感がない、その精神状態がちょっとだけでも
垣間見れるすごい映画。私はマイク・オールドフィールドの
音楽が先だった。彼の音楽が好きで、映画も観に行った。
なんつっても、タレガの「アルハンブラ宮殿の思い出」を
カバーしている、あの曲が最高だった。でも映画では最後の
テロップの後ろで流れているだけで、不満。ちなみに、映画の
ラストはダメ。あの終わりは恥ずかしい。「イマジン」、
いいんだけど、ええー? そりゃないでしょ、きゃー、
恥ずかしい、赤面しちゃう、と私はなった。

ほかにもあったような気がするな。大事な映画。

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